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ドイツから少し離れてみて、改めて気付いた日独間の違い

こんにちは、Shootです。

 

今夏は腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けるため少し長く日本に一時帰国していました。

ドイツへ帰ってきた直後である今、特に感じている日独間の違いをざっくばらんにお話したいと思います。

 

今回取り上げるのはテーマは以下の3点

気候、合理性、自然です。

 

 

気候

まずは何と言っても気候です。

ドイツへ帰ってきて最初の感想が『肌寒い!』でした。

最寄りの空港へ着いたのが夜20時過ぎ。陽の長い夏のヨーロッパと言えども、この時既に陽は落ちて涼しい風が吹いていました。

 

日本は昼夜の温度差があまり大きくないですよね。

ドイツでは日中の日差しが強い一方で湿度が低く熱が残らないためか、夜になると気温も下がります。最高最低気温の差が10度以上あることもザラにあります。

 

あとは、そう前述の通り湿度です。

やはりカラッとした気候は過ごしやすいですね。 毎度一時帰国の際、空港へ到着した時に僕は日本を感じます。

夏にヨーロッパやアメリカ大陸へ旅行をした人なら体験あるのではないでしょうか。

日本の空港へ帰ってきた瞬間のモワッとした湿気。それはもう体がだるいと感じるほど。

日本で生まれ育った私たちにとっては当たり前だったこの湿気も、一度我が国から離れるとここまで意識してしまうものなのか。

よく海外のスポーツチームが来日した時に、高温多湿日本の気候に慣れるのに苦労するという話を聞きますが、今なら理解することができます。

 

このテーマは「ドイツの夏の気候は最高」ということで締めくくりたいと思います。

 

ただし、ドライアイの人は注意が必要。僕の場合は長時間パソコンとにらめっこした日には目が赤く充血するので、目薬は必需品です。

今回の帰国で日本ではあまり充血が目立たないことに気が付きました。そう、これは乾燥のせいだったのです。

 

乾燥関係で話を続けると、冬の感想肌、さらに静電気は酷いです。

まだ九月の初めだというのに、既に冬の寒さの片鱗が、、、

ヨーロッパ旅行は絶対に夏がおすすめです。

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合理性

よく言われますよね。ドイツ人は合理的だと。

結局のところどちらの国にいても慣れてしまうので、最近はあまり感じていなかったのですが、今帰国した直後ということで感じました合理性。

 

1つ例を挙げてみましょう。

ドイツでは、複数人で予定を決める際、より短期間で話がまとまる傾向があります。

具体的に言うと、グループチャットなどで返信のない人がいた場合、その人をみんなが待つのが日本だとすれば、ドイツ人はまず都合の良し悪しを尋ね、その人が来れる場合はこうと前提で話を進めます。その内容の重要度が高い場合には、初めから返信期間を設け、プランBを提示されることが多い気がします。

 

言い方を換えると、人に自分の時間を奪われることに対して、日本人は比較的寛容なイメージがあります。

 

上記は極端な例で、人によって当然違うのですが、このスピード感とズバズバ思ったことをストレートに伝える姿勢は個人的に好きな点です。 

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自然

ドイツ人は本当に自然が大好きです。

エコの国としても知られていますね。エコバッグは当たり前、(遵守されているかはさておき)ごみの分別やペットボトルのリサイクルも徹底されています。

 

街の至る所に緑はありますし、公園には老若男女多くの人が集まり、ピクニックや散歩を楽しむ文化がここにはあります。

時にはスポーツをしたり、ビール片手にグダグダ話したり、川沿いでバーベキューをしたり、とりわけお金のかからない娯楽がたくさんあります。大学では、空きコマに友達とただChillするためだけに近くの公園へ行くことも珍しくありません。

 

このような、自然を楽しみのんびりとした時間を重んじる国民性が「可処分所得があまり高くなくても幸福度が高い」と言われる所以ではないでしょうか。

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まとめ

日本とドイツを何度も行き来をするうちに両国の良いところが具体的に見えてきて、それが自分の中で明確になってきた気がします。

 

この話の最後に、僕がドイツで生活していて恋しいものを紹介します。移住を考えている人必見です。

 

やはりナンバーワンは日本食。これはドイツに限らず、海外移住する上で大事な要素です。日本の食材が手に入る、もしくは日本食が食べられる環境。

 

お金を払えば、和食レストランに行くことはできるんですけどね。

それでも毎日の食事に納豆とキムチと豆腐を取り入れたいところ。ドイツに限ったことを言えば、鮮魚はなかなか食べれないので日本でチャージしています。 

 

続いて、本屋銭湯ですね。

僕はKindleを持っているので、理論上は日本の本を読むのに困りません。

しかしながら、日本の本屋ならではの雰囲気や目当てのものがないが何となく平置きの本を手に取ったり、トレンドや人気ランキングをみるのは楽しいものです。

 

そして、最後は銭湯及び温泉。特に今回の帰国では術後ということもあり、入浴とサウナで怪我を癒すため頻繁に銭湯へ通っていました。

日本の入浴文化は素晴らしい。身体が緊張から解き放たれ、筋肉は弛緩し、精神はリラックス、おまけに自律神経が整って免疫力も高まる。

 

ちなみにドイツでは、各家庭に必ずしも湯船があるわけではなく、基本的にシャワーのみで済まします。僕の住む学生寮の部屋には例の如くシャワールームのみ。

ドイツの厳しく長い冬を乗り越えるのには、冷え切った身体を湯船に浸かって温めたいところです。

 

こんなところでしょうか。

ここまで、思ったことをバーっと書いてきましたが、結局どちらの国にも良いところがあって、すべてを手に入れることは難しい。

そして、人間の素晴らしい能力は適応能力です。

最初は違和感を感じても、住めば都。気が付けば当たり前になっているものだと思います。

 

この記事を読んで、共感や新たな視点を発見したり、少しでも参考になれば幸いです。

 

それではまた!

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