ドイツで学生をやるべき理由
こんばんは。
ドイツで生活して一年半。
その他、アメリカやヨーロッパを中心に今までたくさんの国を旅行として観て回りました。
そこでよく言われるのが、「よっぽど海外での生活が好きなんだね。」
そう言われるのも不思議はありません。
アルバイトで貯めたお金の多くは留学と海外旅行に費やしてきました。
しかし、その発言、半分正解で半分は不正解です!
まず初めに言っておくと、僕は日本という国が大好きです。
そりゃ生まれ育った国ですし、愛着があるのは当然でしょう。
ただ、それを差し引いてもこんなに恵まれた国なかなかありません。
何より治安、生活水準は世界トップ。
どこでも水とトイレが確保でき、コンビニや飲食店もそこら中にあります。交通網が発達しており、普通に暮らしていて何不自由を感じません。
近代的な部分に加え、日本には古き良き街並みや伝統がしっかり残っているので、歴史を感じることもできます。
そして何より食ですね。日本食は健康的ですし、重い欧米フードと違い、胃もたれも起こり難い笑
帰国するたびに白米ってこんなにうまいのかと感動します。
なんて素晴らしい国でしょう。
さてさて、本日のテーマは飜ってドイツ生活のメリット、デメリットを『学生』という視点に絞って紹介していきたいと思います。
ドイツの大学に行こうか考えている人は必見です!
僕の今までの経験から独断と偏見で述べていくので公平性には少し欠けるところがあるかもしれませんが、リアルな話として聞いていただけると幸いです。
*ドイツで学生をするメリット
1. 学費が無料
一部のプライベートカレッジを除いて、基本的には国公立なので学費が無料です。これは何より有り難いですね。
2. 市内と近隣地域の交通費が無料
正確には学期の初めにだいたい200€くらい大学に払い込みます。これで半年間、バス、トラム、近遠距離列車、場所によっては地下鉄も乗り放題!(ベルリンはもっと高いらしい)
ちなみにドイツには改札が無く、その代わりにコントロールが時々入ります。無賃乗車の場合は罰金約60€。学生は学生証を提示します。
3. 学生寮がめちゃくちゃお得
地域によってまちまちですが、学生寮はかなり家賃が安いです。大学や街の規模によってオファーの数は変わります。僕の住むライプツィヒは16もの学生寮が提供されています。ちなみに僕の部屋は二人暮し、光熱費込みでわずか220€。
4. 大学の授業が英語でも受けれる
中には英語で授業を受けられる学部もあるので、ドイツ語が話せなくても卒業することができます。また、ドイツ人学生の英語レベルは非常に高いので、大学で生活する分には全く困らないでしょう。
5. 食料品が安いから生活しやすい
一人暮らしが始まるとスーパーに買い出しに行きますね。ドイツは日本と比べて、全般的に野菜、肉、フルーツが安いです。中には日本で買うより高いものもありますが、他の西ヨーロッパ諸国と比べても食費が嵩む心配はないでしょう。
食堂も比較的安く、ライプツィヒでは3〜4€くらいでお腹いっぱい食べられます。メニューも豊富です。
6. 学生のモチベーションが高い
ドイツでは就職の際、大学で学んだ分野に進むのが一般的です。むしろ日本が特殊なのでしょう。よって、その分野の知識が仕事に直結するため皆自主的に学ぶ姿勢を持っています。講義中爆睡という光景もあまり目にしません。
もう一つ日本と違うのは、アルバイトに費やす時間。学業優先のため日本人のように週三日以上アルバイトという学生はごく稀だと思います。
7. 様々な異文化に触れることができる
ドイツには色んな国の人が正規生や交換留学生として学んでいます。やはりこれは陸続きのヨーロッパならではの特徴。また、ドイツの大学は伝統があって、教育システムがしっかりしていることにも起因するでしょう。
8. 外国人学生に対するサポートが手厚い
外国人向けに別でオリエンテーションやガイダンスが用意されてます。また、インターナショナルパーティーなどのイベントも多くあり、学生として生活しやすい環境と言えるでしょう。
9. サッカーの試合が観れる
これは番外編ですが、昨日ドイツ代表の親善試合がライプツィヒで行われました。
市内開催ということで、大学がチケットを手配し、わずか10€で最前列の席をゲットすることができたのです。サッカーファンには最高ですね。
*デメリット
1. 役所で待たされる
文字通りです。外国人なので手続きが多いのはわかりますが、あまり効率的でない印象を毎度受けます。ドイツでは書類と予約が重要なのです。
2. 共同生活
ドイツでは学生寮やプライベートの賃貸でもシェアルームが多くあります。例えば、一人暮らしの学生寮を希望していても、定員がいっぱいで第一希望が通らないこともあります。そこで異なるカルチャーを持った学生と共同生活が始まるわけですが、これはもう運ですね笑
3. 24時間営業のお店はほぼない
日本の便利さは忘れましょう。一部で24時間営業のコンビニがあるらしいですが、基本的には駅ナカを除いて早い時間に終了します。日曜日は一日中オフ。労働者想いなんです。
ざっとこんなところでしょうか。多少の不便はあるものの、圧倒的にメリットの方が多いです。
そして何より、異国で暮らすことは刺激的で多くの学びがあります。
精神的にも大きく成長できるでしょう。
しかし一方で居心地の良い環境に身を置いていたら、人間知らぬ間に甘えてしまうものです。これは僕が交換留学から帰ってきて、半年日本に居た時に痛感しました。
もし、ドイツの大学に行こうか迷っているならば、自信を持ってお勧めします。
それでは今日はこの辺で失礼します。Ciao