ライプツィヒ大学 スポーツ学部実技試験
よっしゃー!ライプツィヒの実技試験合格しました!!!
実は昨日23日にライプツィヒ大学スポーツ学部によるEignungsprüfung(スポーツ適正テスト)が行われ、参加してきました。
ということで、そのレポートを書きたいと思います。
まず始めに経緯について。
もともと僕はスポーツマネジメントを学びたくてドイツに戻ってきました。
しかし、この専攻は冬学期スタートということで、現在はGermanistik(ドイツ学)に所属し語学を中心に学んでいます。
また、専攻だけでなく大学も変えるつもりなのですが、これはドイツでは特に珍しいことではありません。
行きたい大学に移る、学んでみて違うと思ったら専攻を変える。このフレキシブルさはドイツの良いところです。
そして何より学費が無料というのがありがたい。
それでは本題の試験について。
正直、この試験は受かることを前提にプランを立てていたのですが、実際に経験してみるとなかなかタフでした。
まずスタート時間が朝の7時、終わったのが16時過ぎ。お昼過ぎには終わるだろうと甘い考えをしていた僕は終盤空腹と戦うことになります。
初めに9グループに分けられ、それぞれ異なる順番で計10種目を消化します。
僕のグループは男女合わせて約70人くらいいたので、合計600人以上の参加者がいたのではないでしょうか。
これが試験の概要
上から、側転運動、鉄棒、平行棒、ダンベル、メディシンボール、幅跳び、バドミントン、ドリブル、スプリント、1500メートル。
1〜5ポイントまで基準が設けてあり、最低22点に到達、0ポイントは1種目のみ許され、かつ1500メートルでは1ポイント必須。
大事なのは、得意競技でずば抜けて良い結果を残すよりも欠落を出さないこと。
試験が進むにつれ脱落者が出始めます。
二つの欠落が出た時点で名前を呼ばれ、ゼッケンを返して去らなければなりません。
試験の終盤、器械体操のエリアで、半日間同じグループで共に競ってきた仲間の多くが脱落していくのを目の当たりにしました。
特によく話していた仲間の一人が「これで二つ目だから、俺はここまでだ」とゼッケンを外しながら言っていたのを聞いて、今だになんと声を掛けるのが正解だったのかわかりません。
一番最後は1500メートル。気付けばもともとの約半数になっていました。
ただ、残ったメンバー全員この時点で最低条件である22ポイントに達していたので、必要なのはたったの1ポイント。
朝からずっと一緒にいれば一体感が生まれるのは当然で、最後はみんなで気持ちを高めてやり遂げました。
試験の残酷さを見てきたからこそ、この達成感はものすごかった、、、
とにかくホッとしています。
運動能力に関して客観的に思ったことは、パワー系では及ばぬものの柔軟性や器用さにおいて日本人のレベルは高いのかもしれないということ。
僕自身、機械体操は決して得意種目ではなかったのですが、ここでかなり高得点をマークできました。
もちろん人によって個人差はあると思いますが!
最後に日本人の友人に話してて指摘されたことですが、こっちではたとえ今回の試験のような緊張感のある状況でも、すごい結果を記録した時に会場がどっと湧きます。拍手喝采。
確かに、日常生活でも自分が評価したことや良いと思ったことには、知人とか関係なしに 気持ちを表現するなと改めて気が付きました。
これは良い文化ですね。
以上レポートでした!