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ライプツィヒ大学 合格

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18日、ようやく本命大学の書類審査の結果が届きました。

 

なんと、、、合格しました!協力してくれた皆さん、どうもありがとうございます。

 

 

 

8月中旬に合否がわかるとだけ知らされ、もどかしかったこの数ヶ月間。これでひと段落です。

 

受かった事実ももちろんですが、大学選びからここまで全て自分でやり遂げた達成感は物凄いです。

 

 

 

 

振り返れば、始まりは一年半前に遡ります。

 

 

 

当時、交換留学生としてドイツの大学で学び始めて約半年が経過していました。

とにかく積極的に行動を起こすことを意識し突っ走った半年間。

多くの人から刺激をもらい、この留学が終わった後、再びどうにかドイツへ戻ってきたいと真剣に考え始めました。

 

その後、ワーホリや日系企業への就職など様々な選択肢を検討した結果、ライプツィヒ大学のスポーツマネジメント専攻で勉強するため受験をすることを決意します。

これが2017年の春のことです。

 

 

 

当然、この決断は簡単ではありませんでした。

 

まず第一に頭にあったのは就活です。

当時、友達から話を聞いていたこともあり、これ以上学生を続けることに大きな抵抗を感じていました。

 

頭の片隅には実は、みんなと同じように帰国後、就活をして日本で働くイメージがありました。自分自身、働くことへのモチベーションは大きかったのです。

 

 

 

その一方で、ドイツにいることで人として大きく成長できる実感がありました。

ドイツに来て数ヶ月間で経験したことは、あまりにも大きく、まるで世界感が変わりました。

 

 

うまく説明できないのですが、当然、僕たちの当たり前は通用しません。

あらゆる人種の人たちと関わりましたが、そこでは国の数だけ異なる考え方が存在し、共存しているのです。

日本ではなかなか経験できないことだと思います。

 

 

 

他にも、決断の際に僕を悩ませたことがあります。

 

それは、ドイツの大学で正規生として、学問を理解し知識をしっかりと身につける事ができるのか という問いです。

 

つまり、仮に大学に合格したとして、新卒という肩書を捨て、保証もなく単身異国に行くというリスクを背負うだけのメリットが果たしてあるのだろうか。

 

 

僕の周りには前例もなければ、同じような人もいなかったので、自分を信じるしかありませんでした。

 

おまけに、交換留学生時代に正規生しかいないようなゼミを履修し、外国人として学ぶことがどれだけ難しいか痛感していました。

 

 

 

 

しかしながら、人生は一度しかありません。

それなら思いっきりやりたいことにチャレンジしよう。

もし思い描いていたようにことが運ばなくても、その挑戦に誇りを持てるだろう。

 

これが僕の出した最終的な答えでした。

 

そして幸運なことに理解してくれる家族、友人、先生方の後押しがあり、今、僕はついにスタートラインに立つことができたのです。

 

 

この準備期間、実は手続き上のミスやトラブルが何度かありました。

 

大学にコンタクトを取って前提条件を満たし、書類を送って、その後試験をパス。日本の成績を変換し願書を提出という流れです。ただ、如何せん自分一人で全てやらなければならないので、本当に自分がやっていることが正しいという保証はありません。

 

書類が足りないと言ってくれれば、まだ良い方。連絡が来ないから安心していたら、向こうのミスで入学取り消し なんてことも実際に起こりうるから恐ろしい。

 

まあ、何はともあれ、結果だけ見れば全て順調に進みました。

 

 

人と違うことをするのには勇気が必要です。特に狭い価値観の中では、悩むこともあるでしょう。そこで少し視野を広げます。すると、本当に多種多様な考え方があることに気付くはずです。

 

今、僕は自分のやってきたこと、そしてやっていることに非常に満足しています。この道を選んで良かったと心から思っています。

 

この確信を得るのに、時間がかかりました。時には不安になり、人に相談したり、同じ境遇の人がいないかインターネットで探したこともあります。

 

 

さて、今の僕が、これからチャレンジする人を後押しできることがあるとすれば、それは言葉を送ることでしょう。

 

自分を信じて、一回限りでもいいからトライしてみて下さい。失敗とは考え方の問題です。ここでリスクを冒せる人は必ずどうにでも持ち直せます。そう考えればあとはチャレンジを楽しむだけでしょう。

 

偉そうなことを言っていますが、少しでも力になれれば幸いです。