ドイツの大学でスポーツマネジメントを専攻するデメリットとは
こんにちは、Shootです。
今日は、僕が本命であったライプツィヒ大学スポーツマネジメント専攻に編入して、これまでにあまり良くないと感じたことをあえて挙げていこうと思います。
ちなみにこれまでヴュルツブルク大学のスポーツ科学専攻に2セメスター、ドイツ語学専攻に1セメスター所属していたことがありますが、ドイツでは他大学や他専攻に編入することが日本よりも身近です。(学費がネックになっていると思いますが)
さて、今回のテーマはスポーツにビジネスサイドから関わりたいと考えているという前提で話を進めます。
進路の選択肢として海外大学への進学を考える人も年々増えてきているかと思うので、少しでも生の声が届けばいいなと思ってます。
また、今回取り上げる内容はあくまでも僕の体験に基づき、他の大学と比較できないのでご了承ください。
別記事で良かった点も挙げているのでこちらも是非参考にどうぞ。
ドイツの大学でスポーツマネジメントを専攻するデメリットとは
1. スポーツ科学の授業も必修であること
別記事で取り上げたメリットと表裏一体なのですが、スポーツマネジメントに関する授業だけでは卒業することができません。
むしろ、大多数はスポーツ科学と経済学の生徒と同じ授業を履修します。
例えば、スポーツクラブの運営に携わりたいと考えた時に、経済学の包括的な知識が役に立つかもしれません。
しかし、スポーツ科学の授業で細胞や神経の働きを学んでいる時に「これは本当に必要なのか」と疑問を抱く人もいるでしょう。
ましてや、外国人学生としてそこに膨大な時間を費やすわけですから、個人的にもあまり合理的でないと感じてしまいます。
加えて、実技の授業も必修です。
2. 経済学部よりも経済の知識は劣る
当然ですが、スポーツ学部に所属しながら、経済学部の範囲を全て網羅することは不可能です。
具体例を挙げると、統計やマクロは必修ではありません。
必修科目以外にも選択科目として興味のある分野を補えますが、やはり経済学部と比較すると選べる範囲も限られてしまいます。
ここでのポイントは、スポーツクラブや組織でのインターンに経済学部からでも応募できるということ。
その他募集条件でよく見かけるのは、同じような分野で既にインターン経験のあることやマイクロソフトオフィスに精通していることなどです。
したがって授業でエクセルを用いて統計解析した経験がアドバンテージになり得るわけですね。
結論としてスポーツビジネスを見据えて経済学部に入学することは、ここドイツでも悪い選択肢ではないと言えるでしょう。
3. スポーツマネジメントに特化した授業は実際あまり多くない
これは知っておくべき情報ですね。この専攻をピンポイントで狙ってくるということはもちろん、スポーツビジネスを学ぶことにフォーカスしたいと考えている人たちでしょう。
別記事にも書きましたが、実際に授業数でいうと決して多くはありません。
しかし、前述のようにコネクションや課外イベント、もしくはスポーツ分野でのインターンシップが必修なことなど、現地のスポーツビジネスに触れる機会が多い点はこの専攻の魅力と自信を持って言うことができます。
まとめ
ここまで自分が経験して感じた不満のようなことを書いてきましたが、
全てを真に受けず、参考の1つにしてもらえると嬉しいです。
メリットとデメリットを考慮し、納得した上でその道に進めればベストでしょう。
それではまた!